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ファストファッションはダサい?オシャレ?元ファストファッション店長が実態を語る

「よくファストファッションをバカにする人いるけど、実際はどうなんだろ?もしかして本当にダサいって思われてる!?」

今回はこんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・ファストファッションのメリット、デメリット
・ファストファッションの上手な利用方法
・ファストファッションブランド毎の特徴

本記事の信頼性

・某有名ファストファッションブランドで店長経験あり



ファストファッションはダサい?オシャレ?元ファストファッション店長が実態を語る

①ファストファッションとは何なのか?

ファストファッションとはSPA(specialty store retailer of private label apparel)の略。

国内で言えばユニクロやジーユー、しまむら何かが有名です。

意外と認知されてませんが10代に人気のローリーズファームやレイジブルーで有名なアダストリアもSPAですし、セレクトショップやスーパー、コンビニなんかで展開しているプライベートブランドも言ってしまえばSPAです。

このように我々の生活にもはや必須のSPA。
服は買わなくても、スーパーやコンビニのPBを利用している方は多いのではないでしょうか。

では、一体どういう仕組みなのかメリットデメリットに分けて解説していきます。

ファストファッションのメリット1:とにかく安いSPA

1番の特徴はその安さでセレクトショップで買えば数万円はするアウターも、ファストファッションブランドであれば数千円で買えてしまいます。

なぜそんな事が可能なのか。

それは商品の企画・生産から販売まで全て自社で完結しているからです。
そうする事によって、間に入る業者の数を極力無くして、無駄なコスト(中間マージン)をカットできるので、その分低価格を実現できます。

また、全て自社で完結するからこそ意思の統一が素早く行え、オペレーションの効率化も図りやすくな流ので無駄な人件費もカットできます。

私がいた会社では1日の売上げを、その日出勤のスタッフの総労働時間で割って「1時間当たりのスタッフ1人での売上げ」を割り出すところまでやっていました。

この額が基準値以下であれば効率が悪い運営を行なっているという事です。

また、レジでお客様1人当たり何秒、商品をパッキンからだし、ハンガーにかけ、売り場に並べるのに何分かかると言った事まで全て数値化されており、これによって1日にかかる作業時間の割り出しも正確に行えます。

つまり、必要以上にスタッフを配置することを防げるわけです。
こう言った様々なコストカットにより、あの低価格は実現できているわけですね。

そして、もう1つ特筆すべき事があります。
ファストファッションブランドの店舗に言ってみればわかると思いますが、大量に商品が並べられています。

基本的に全ての色・サイズが売り場に展開されており、試着室も大量、基本的には自由に試着できるスタイルですし、商品ラックには大きく価格がわかるPOPがついています。

つまり、極力スタッフが接客に入って説明する必要がない状態になっているという事。
アパレルショップに行くと店員さんが話しかけてくるのが嫌で、ファストファッションを利用するという方もいらっしゃるかと思いますが、あれは何もスタッフが接客をサボっているわけではないんですよ!

ファストファッションのメリット2:常に新しいトレンド物がある

ファストファッションはスピード感がハンパないです。
基本的にどこも週に1度は新商品が大量に入ってきますし、ブランドによっては週に2回入ってくるところもあります。

私がいた店舗では売り場に並べられている商品の総数は数万点ありました。
その1つ1つの売れた色・サイズ・曜日・時間まで事細かにデータ化されており、それを基にすぐに売り場の拡大や縮小、増産や減産、売れているデザインの時期シーズンへの反映が行えるわけです。

例えばAという商品とBという商品があったとして、初回生産はどちらも同数だったとします。
しかし、発売から1週間たちAが大量に売れBの売れ行きが悪かったとしたら、すぐにBの生産を減らし売価変更を行う。そしてAを増産すると言った事が可能になります。

このように、ファストファッションブランドは基本的に目まぐるしい短いスパンでのPDCAを繰り返しているので、常にお客様が求める商品を提供できる環境が整っているわけです。

ファストファッションのデメリット1:質が悪い物もある

SPAは基本的に大量生産です。
大量に生産することにより、商品1つ当たりの生産コストが抑えられる為です。

しかし、大量生産ということは極度に「大衆向け」にカスタマイズされています。
できる限り多くの人が着れるサイズ・シルエットになっている為、なかなか自分にぴったりの物を探し出すのは難しいでしょう。

また、素材や縫製に関してもできる限りローコストで抑える為に質が悪い物を使用しているケースも。
私の経験上特に海外ファストファッションブランドにはこの傾向が強いですね。

ファストファッションのデメリット2:環境・労働問題

その「大量生産・大量消費」のスタイルが様々な問題を引き起こしています。
生産を行う縫製工場の従業員が過酷な労働環境で低賃金で働かされている、と言ったことが問題になった事もありました。

フォーエバー21の日本からの撤退やH&Mの銀座店閉店等、飛ぶ鳥を落とす勢いであったファストファッションもその勢いにかなりの陰りが出てきました。

原因の1つとして消費者の「モノからコトへ」と言った価値観の変化、環境問題への意識の高まり等が挙げられるでしょう。

また、実店舗よりECサイトでの売り上げの方が高いと言った現象も各社で発生しています。
もはや競合は同じファストファッションブランドだけでなく、アマゾンやゾゾタウンと言った他業種との戦いにもなってきているわけです。

いかに店舗で購入してもらう動機を作るかいかに社会に貢献できる会社であるかいかに顧客の幸せを考えて有意義なものを提供できるか目先の利益のみで、こう言った事を考えられないブランドは遅かれ早かれ淘汰されていくと思います。

ファストファッションの上手な利用方法

ファストファッションがどんなものかわかったところで、ここでオススメの利用方法をご紹介します。

ファストファッションの上手な利用方法1:トレンド物のテスト

やはり1番の利用方法はこれではないでしょうか。
毎年毎シーズントレンドというものは移り変わっていくわけですが、中にはそのワンシーズンだけで終わってしまうトレンドも数多くあります。

そんな水物に何万円も出すのはなかなか抵抗がありますよね。
そんな時、数千円で購入できるファストファッションであれば抵抗なく取り入れる事ができます。

例え来シーズンはきれなくなったとしてもそこまで痛いものではないでしょう。
もし、長いトレンドとなればその時改めて自分の好きなブランドで購入するのがオススメです。

ファストファッションの上手な利用方法2:大量購入

使用頻度の高いインナー類や大量に同じデザインが必要になった時靴下や下着等毎日取り替える使用頻度が高いものにはなかなか高価な物は使いにくい。

ファストファッションブランドであれば靴下1つ数百円で購入できるのでお気に入りのカラーや柄の物を大量に購入できます。

また、文化祭やイベントでの出し物等で大量に同じデザインの服が必要になった時、ファストファッションでは1カラー1サイズで数十枚単位で入荷するのが普通ですから重宝します。

私がいた店舗でもよくダンスチームの発表会で同じTシャツを大量に購入していくお客様も多かったですよ。

まとめファストファッションはダサい?オシャレ?元ファストファッション店長が実態を語る

メリット
・徹底的に「無駄」を省いた運営によって価格を抑える為とにかく安い。
・チャンスの売り逃しを防ぐシステムにより常にその時必要とされているトレンド物がある

デメリット
・安かろう悪かろうの質が悪いブランドもある
・労働問題、環境問題によってイメージが悪い

オススメの利用方法
・トレンド物をテストするにはうってつけ
・使用頻度の高いインナー類や同じデザインが大量に必要な時

大手ファストファッションブランドの特徴を比較

では、ここからは各ブランドによる特徴の違いをご紹介します。
同じファストファッションブランドといえど、その方向性は様々なので比較検討して見るのも面白いですよ。

UNIQLO

   本国:日本
ターゲット:全年代向け
   価格:少し高め
コンセプト:LifeWear
オススメ度:4.0

言わずもがなの国内を代表する元祖ファストファッションブランド。
ファストファッションブランドで売り上げ高世界2位!まさにグローバル企業ですね。

昔は「ユニばれ」なんて言葉もあり、着ているのがユニクロだとバレると恥ずかしいなんて時代もありましたが
ハイブランドの有名デザイナーと共同し見事にそのイメージを払拭。

今では数々の業界人も唸らせるクオリティの高い商品を展開しています。

服を「オシャレの為のもの」ではなく生活必需品・実用衣料品として捉え「究極の普段着」を目指しています。
その為、機能性の高さとどの層でも着れる敷居の低さは1番の特徴でしょう。

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というステートメントが示すようにヒートテックやフリースはまさに「服によって世の中の常識」を覆した商品。

持続可能な社会を目指し、環境問題や労働問題へも積極的に取り組んでいます。

GU

          本国:日本
ターゲット:10〜40代
           価格:安い
 コンセプト:ファッションをもっと自由に
  オススメ度:3.5

ユニクロと同じファーストリティリング社が立ち上げたブランド。
若年層にはユニクロよりもジーユーの方が利用頻度は高いのではないでしょうか。

ユニクロで培ったノウハウとインフラをそのまま使用している為、その成長スピードは驚異の一言。

ユニクロとの1番の違いはトレンドの取り入れ方でしょう。
もともとのコンセプトとして、トレンド物を低価格で提供してもっとファッションを自由に楽しんでもらいたいという思いがある為かなり積極的にデザインにトレンドを取り入れています。

そのかいあって今や中高生や大学生御用達のブランドですね。

H&M

          本国:スウェーデン [
ターゲット:10〜30代
           価格:普通
 コンセプト:ファッションとクオリティの両立
 オススメ度:2.5

最近銀座の旗艦店が閉店となり何かと話題のH&M。
国内ブランドと比較してより積極的にファッションを意識したラインナップが特徴。

ヨーロッパのブランドのため、サイズ感があちら仕様なので注意が必要です。

どちらかと言うと、モードやストリートの要素を含んだシュッとしたアイテムが多い。
店員の接客が良くも悪くも外資系の為、国内ブランドのような対応を望んでいると面食らいます。

ZARA

          本国:スペイン
ターゲット:20〜40代
           価格:高い
 コンセプト:大人のファストファッション
 オススメ度:3.5

売上世界第1位のファストファッションの王様。
ユニクロとジーユーの売上を足しても遠く及ばない強さを誇る。

その強さの秘密はその圧倒的なファッション性でしょう。

ファストファッションブランドでありながら、まるでハイブランドのような存在感を放つデザイン性のアイテムは世界中のオシャリスタの支持を獲得しています。

その分値段もお高めなので「比較的金銭的に余裕がある大人のためのファストファッションブランド」といった位置付け。

週2回も新商品が投入されるので常に新しい商品が店頭に並ぶと言うお客様を飽きさせない工夫も強さの秘訣か。

GAP

          本国:アメリカ
ターゲット:10〜30代
           価格:安い
 コンセプト:洋服を選んで世界を変えよう
 オススメ度:2.5

アメリカらしいカジュアルなブランド。
いい意味で力が抜けているため、リラックスした雰囲気のものが多い。

日本ではそこまでオシャレのブランドとは認識されていないが何かと使い勝手の良いパーカーやスウェットの印象が強いため立ち位置的にはユニクロに近いかも?

キッズから大人まで幅広く着れるアメカジスタイルでファミリー層への訴求が強いブランドではある。
シンプルにデニムと相性が良いスタイルなので、アメカジ好きにはオススメのブランドですね。

では、今日はここまで。また次回お会いしましょう!


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